塗装が終わったので、とりあえずリアショックとスイングアームをつけてみました。

仮止めだけで、まだ本締めはしていません。
本締めは一番最後に、何度かサスをストロークさせてからやらねば。

さて、ふにゃふにゃでどうしょうもないフロントフォークをOHします。
トップキャップを外し、中のオイルを捨てます。真っ黒なオイルが・・・。


アウターの底のボルトを外すためには、特殊工具のTハンドル(09940-34520)と、
アタッチメントD(09940-34561)が必要です。
ところが、このアタッチメントDが曲者で、六角ナットがはまる形状の部品(シリンダ)に
使う工具のくせに形が四角錐なため、下手するとなめてしまうのです。
そこでTハンドルの先にラチェットのコマをつけ、その先に長ナットをつけて対処しました。



左が、バラした部品すべてです。右は、その中から再利用する部品です。
消耗する部品はすべて交換する事にしました。
再利用する部品は、徹底的に洗浄します。


使用条件にもよるのでしょうが、10数年間使われたスプリングと、新品スプリングを比較すると
これだけ長さが違います。もちろん上が新品です。
リバウンドスプリングも長さが違いました。
シリンダにつく、ピストンリングも小さくなってしまってました。


シリンダにピストンリングをつけ、インナーチューブの中に入れます。
写っていませんが、リバウンドスプリングも入っています。
新品のピストンリングは、簡単には中に入ってくれません。
そこで紙を巻いてピストンリングコンプレッサがわりにして入れました。
写真にとりたかったんですが、両手が塞がってしまうのでとれませんでした。


インナーチューブをアウターに入れた後、特殊工具と六角レンチで底のボルトを締め付けます。
底のガスケットはもちろん新品です。


インナーチューブにビニール袋をかぶせ、オイルシールを通します。
オイルシールはちょうどいいサイズの水道パイプをもらってきて打ち込みました。


フォークオイルは、カヤバG10を使いました。
メスシリンダーで規定量計って入れ、何回もストロークさせた後、油面を計って調整しました。
油面の調整は、テルモシリンジに耐油ホースをつけ、ホースの先に割り箸をつけたものを使ってやりました。
写真撮る前に、踏んで壊してしまいました・・・。使った後でよかった。