突然ですが、全部バラします。
写真ではわからないんですが、フレームの溶接部分や、水や泥をかぶる部分があちこち錆びており
どうせなら再塗装してやろうと思ったわけです。


今の時点でカウル、タンク、キャブレターは外してありますので、まずはエンジンを降ろすことにします。
エンジンを降ろすには、まずマフラーを外し、エンジンについているワイヤー、ホースなどなどをすべて外します。
おっと、オイルも抜いておきましょう。換えてそれほどたってないのに
真っ黒いオイルが出て来ました。たぶんオイルフィルタを換えてないせいでしょう。
オイルフィルタカバーを外そうとしたら、軽くネジをなめてしまいました。
なんで六角ボルトになってないんだよ・・・とりあえずCRC556をぶっかけて放置。

いよいよエンジンを降ろします。
エンジンの下部に、自動車についているパンタジャッキにウェスをかまして当てます。
2本のマウントボルトを抜いて、エンジンを手で支えます。

そういうわけで、12年ぶり(推定)にエンジンに降りてもらいました。
うちのGAGは、車体番号が5千番台と割と初期のものです。
(パーツリストから判断すると、少なくとも3万台くらいは生産されてるはずなのに情報少ないなぁ・・・)

エンジンの表面は、結構錆びたり汚れたりしてます。ブラストすればキレイになるんだろうけどそんなお金はありません。

エンジンが降りたら、あとはフレームについてるパーツをどんどん外します。
外したパーツは、それを固定していたネジやボルト/ナットと一緒に、
ホームセンターで売っている100枚で200円くらいのビニール袋に入れていきます。
ちょっと大きめのやつもあるといいでしょう。

わかりにくい写真。

小さめのパーツを全て外したら、いよいよリアまわりとフロントフォークを外します。
まずはリアアクスルシャフトを抜き、リアタイヤとチェーンアジャスタを外します。
スイングアームの下に、段ボールか何かをひいておきましょう。
次にフロントまわり。ステムナットをゆるめておかなかったのでちょっと苦労しましたが
なんとかフロントフォーク/ハンドル/タイヤを外しました。
左右のステムナットは、フロントフォークのキャップも兼ねており、外すと少し飛び出ます。
中央のステムナットを外し、トップブリッジなどを外すとステアリングベアリングボールが
落ちるかもしれないので要注意。ここのグリスは劣化しまくってました。
最後に残ったリアショックとスイングアームを外します。
リアショックを外しても、スイングアームは力をかけないと動きませんでした。
どうやら締付け過ぎのようです。リアの動きが渋かったわけだ・・・。
そんなこんなで、ついにフレームだけになりました。ここまで約3時間かかりました。


エンジンには、箱に入って眠ってもらいます。
上に乗っているのはメインハーネス、隅に立ててあるのはフロントフォークです。


フレームの錆び落とし、下地処理、塗装は、時間のある時にまとめてやる事にしてとりあえず放置。
ビニール袋に小分けしたパーツ類は、最低1日1袋ずつ洗浄してチェックする事にする。 ワイヤーやホースは新品に換えたいところだけど・・・。